DIGITAL TRANSFORMATION

DX推進の取り組み

制定日:2026年11月5日

1. 経営ビジョンとビジネスモデルの方向性

私たちを取り巻く変化

生成AIの進化により、文書の作成、書類や明細の読み取り、データの集計といった事務の多くを、AIが担えるようになりました。会社の規模にかかわらず、少ない人数でも多くの仕事を回せる時代が始まっています。

一方で、道具を入れるだけでは会社は変わりません。社内の情報がばらばらに置かれていたり、手順が人の頭の中にしかなかったりすると、AIは力を発揮できません。AIを活かせる会社と活かせない会社の差は、これから大きく開いていくと考えています。

経営ビジョン

Mission 変革を、成長の力に。
変化によって企業が強くなり、成長できる状態を創造し、変革の先に新たな価値を生み出します。

Vision 変化を恐れず、挑戦し続けられる社会をつくる。

ビジネスモデルの方向性

当社は、まず自社の運営をAIとデータで変え、その中で実際に回った進め方を、AI伴走コンサルティングを通じてお客様が自社で回せる形にしてお渡しします。

自社で使い、確かめたことだけをお客様に届ける。そのために、当社自身がAIを最も使いこなす会社であり続けることを、事業の土台に置きます。

2. DX戦略

戦略1 社内の記録を一か所に集め、AIが読める形にそろえる

会社の記録(お金、契約、お客様ごとの進み具合、研修や会議の記録)を Google Workspace に集めます。表は「1行に1件・どこから取った数字かを残す」形にそろえ、人もAIも同じデータを読める状態にします。

戦略2 定型の事務はAIが下書きし、人は確認と判断に集中する

AIが作業の案を作り、代表が確認してから確定し、その記録を残す。この流れで、次の業務を運用しています。

お金の支払い、契約、外部への送信など、取り消しのきかない操作は、AIに任せず必ず代表が確認してから行います。また、AIが作った結果は、点検の仕組みで元のデータと自動で照らし合わせてから確認する形を、経理と給与から順にすべての業務へ広げていきます。

戦略3 データで経営を見て、生まれた時間をお客様に向ける

毎月の明細・請求・入金のデータから損益を確かめ、経営の判断に使います。事務にかかる時間を減らした分は、お客様と向き合う時間にあてます。

3. 推進体制と人材

体制

代表取締役がDX推進の責任者を務めます。業務ごとに「AIに任せる範囲」と「人が確認する点」を決め、一つの業務で回しきってから次の業務へ広げます。税務・社会保険など専門性の高い領域は、外部の専門家と連携して進めます。

人材の育成・確保

当社が研修で扱う領域を体系に整理した「研修の全体地図」を、自社の学びの計画にも使います。代表自身が新しい技術を学び続け、自社の業務で試してから研修に取り入れます。今後、仲間を迎える際も、同じ地図に沿って育成します。

4. ITシステム環境の整備

5. 成果指標

指標いま目標
AIが作った結果を、点検の仕組みで元のデータと自動で照らし合わせてから代表が確認している業務の数(AIで回している7業務のうち)2業務(経理・給与)2027年9月までに7業務すべて
お客様1社あたりの伴走で、準備・記録・報告など事務にかかる時間(2026年10月比)―(2026年10月を基準にこれから測定)2027年9月までに2割短縮し、その分をお客様と向き合う時間に回す

6. 代表メッセージ

BASKは、お客様のAI活用とDXに伴走する会社です。だからこそ、まず自分たちが一番の実践者でありたいと考えています。

私がAIを自社で使い倒しているのは、テクノロジーの進化を信じているからです。その原点は、飲食店の店長をしていた頃にあります。会社のホームページに載っている内容が実際と違っていたことで、店長としてお客様に頭を下げ、時には厳しくお叱りを受けました。けれども中小企業では、そこに人やお金をかけることが簡単ではありません。

その壁を越えさせてくれたのが、テクノロジーでした。当時はまだAIはありませんでしたが、ウェブサイトの知識を身につけて自分でサイトを更新できるようになり、コロナ禍では通信販売を自分で立ち上げました。ChatGPTが登場してからは、まだ仕事には使えないと言われていた初期の頃から、可能性を信じて使い続けてきました。

いまは、かつての「できない」を、AIで「できる」に変えていける時代です。現場で積み重ねてきた経験と、AIを使い続けて得た知見を活かし、自社を変えるだけでなく、世の中の力になれると信じています。

実際に当社では、経理や給与、手続きの準備、研修の報告書、お客様ごとの管理表、Instagramやブログでの発信まで、社内の仕事のほとんどを、AIが下書きをし、私が確かめて仕上げる形で回しています。小さな会社でも、AIを相棒にすれば、事務に追われず、本当に向き合うべき仕事に時間を使える。それを自社で毎日確かめています。

道具を入れるだけでは会社は変わりません。何に時間を使っているかを見える形にし、変えるものと変えないものを見極め、回る手順に落とし込む。この取り組みで得たものを、宮崎の会社の皆さまと分かち合っていきます。

株式会社BASK 代表取締役 尾辻 和孝

本ページの1〜5は、2026年11月5日、当社の取締役の決定により定めたものです。